シャルル・ド・ゴール
Charles de Gaule(1890-1970)
フランスの軍人・政治家
フランス共和国第18代大統領
リール出身。陸軍士官学校卒業後、第一次大戦のヴェルダン戦で負傷。第二次大戦では陸軍次官・准将となるが、パリ陥落によりロンドンへ亡命、「自由フランス」を組織して対独抗戦を呼びかけた。1944年のパリ解放を受け凱旋し、臨時政府の首相を務めて一時下野。58年、アルジェリア独立問題を機に復帰し、新憲法を制定して第五共和政を樹立。大統領として核保有・中国承認・NATO軍事機構脱退・EEC加盟拒否など、独自の外交路線を進めた。
関連人物
- ペタン(軍人):元上官。第二次大戦中に親独的なヴィシー政権を率いて敵対。
- レノー(フランス首相):ド・ゴールを陸軍次官に任命。
- ヒトラー(ドイツ総統):フランス侵攻を指導し、北半を一時占領。
- ムーラン(政治家):亡命中のド・ゴールと会見し、統一レジスタンス運動を形成。
- チャーチル(イギリス首相):ロンドンでの自由フランス委員会の設置を承認。
- ジロー(軍人):自由フランスと北アフリカの統合問題を巡って対立。
- アイゼンハワー(連合軍最高司令官):ノルマンディー上陸作戦を指揮しパリを解放。
- コティ(第17代大統領):先任。アルジェリア問題でド・ゴールに事態収拾を要請。
- ポンピドゥー(フランス首相):後任の大統領。