ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ
John Fitzgerald Kennedy
(1917-1963)
アメリカの軍人・政治家
アメリカ合衆国第35代大統領
マサチューセッツ州出身。ハーバード大学卒業後、海軍で活躍。第二次大戦後に民主党下院・上院議員を経て、43歳で大統領に当選。内政ではニューフロンティア政策を掲げ、景気対策や宇宙開発に取り組む。外交では就任直後のキューバ侵攻に失敗、さらにミサイルの設置を進めるソ連とは一触即発となるが、交渉の末に回避された(キューバ危機)。ベトナムへの軍事介入や対中関係、人種差別などの懸案を抱えたまま、遊説先のダラスで暗殺された。
関連人物
- R.F.ケネディ(司法長官):弟。68年の大統領予備選の最中に暗殺された。
- E.M.ケネディ(上院議員):末弟。兄と同様に大統領候補と目されていた。
- アイゼンハワー(第34代大統領):前任。任期末期にキューバ革命政府と断交。
- ニクソン(共和党議員):60年の大統領選で接戦の末に敗れた。
- ジョンソン(副大統領):ケネディ暗殺に伴い、後継の大統領に昇格。
- ラスク(国務長官):ベトナムへの軍事介入を推進。
- マクナマラ(国防長官):ベトナムへの軍事介入を推進。
- A.W.ダレス(CIA長官):キューバ侵攻計画の失敗で解任された。
- カストロ(キューバ首相):ソ連に接近し、CIA支援のキューバ侵攻軍を撃退。
- フルシチョフ(ソ連首相):キューバへのミサイル設置を巡り衝突寸前になった。
- ジエム(南ベトナム大統領):ベトナムへの介入を強めるケネディ政権を敵視。
- 池田勇人(日本国首相):61年に訪米し、協力関係を強化。