川端康成
かわばたやすなり(1899-1972)
大正時代~昭和後期の小説家
大阪府出身。東京帝国大学国文科在学中に同人誌「新思潮」に参加し、菊池寛に認められる。卒業後、横光利一らと「文藝時代」を創刊して「伊豆の踊子」などを発表。以後、新感覚派の代表的作家として、「雪国」「千羽鶴」「山の音」「眠れる美女」「古都」などで死や流転のうちに日本の伝統美を表現する。日本ペンクラブ会長として国際ペンクラブ東京大会を主催し、文化勲章やノーベル文学賞など多くの栄誉を得たが、仕事先でガス自殺を遂げた。
関連人物
- 菊池寛(小説家):恩人。
- 今東光(小説家・僧):友人。「新思潮」「文藝時代」同人。
- 横光利一(小説家):友人。「文藝時代」同人。
- 中河与一(小説家):「文藝時代」同人。共に新感覚派として活躍。
- 片岡鉄兵(小説家):「文藝時代」同人。のち左傾してプロレタリア作家へ転向。
- 堀辰雄(小説家):「文學」同人。
- 北条民雄(小説家):川端に見出されたが早世。
- 岡本かの子(小説家):川端の推薦を受けて文壇に紹介された。
- 三島由紀夫(小説家):川端の推薦を受けて文壇に紹介された。
- 太宰治(小説家):芥川賞を落とされた事を恨み、誌上で抗議した。
(2011/06/26 改作)