レオポルト・モーツァルト
Leopold Mozart
(1719-1787)
ドイツ、オーストリアのヴァイオリニスト・作曲家
ザルツブルク大司教領宮廷作曲家・宮廷副楽長
アウクスブルク出身。ザルツブルク大学で哲学と法学を学ぶが、音楽に没頭するあまり除籍となる。その後ザルツブルクの伯爵家の楽士に採用され、次いでザルツブルク宮廷楽団のヴァイオリニストとして活動。1756年に教則本「ヴァイオリン奏法」を出版し、シンフォニアや協奏曲などを手掛けた作曲家でもあったが、今日では専ら息子ヴォルフガングに英才教育を施し、ヨーロッパ各地を回って有力諸侯に売り込んだという「業績」で語られる。
関連人物
- マリア・アンナ・モーツァルト(音楽家):三女。愛称ナンネルで知られる。
- ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(音楽家):三男。
- シュラッテンバッハ(ザルツブルク大司教):主。モーツァルト父子の庇護者。
- エーベルリン(音楽家):同郷。大司教宮廷楽団の先輩オルガニスト。
- マクシミリアン3世ヨーゼフ(バイエルン選帝侯):1762年に一家と対面。
- マリア・テレジア(神聖ローマ皇后):1762年に一家と対面。
- ルイ15世(フランス国王):1764年に一家と対面。
- ジョージ3世(イギリス国王):1764年に一家と対面。
- ハイドン(音楽家):ヴォルフガングの弦楽四重奏曲を聴き、その才能を賞賛。
- ナルディーニ(音楽家):友人。
- ヴェルフル(音楽家):弟子。
参考資料
- ロレンツォーニ:レオポルト・モーツァルトの肖像(モーツァルト博物館蔵)
(2013/03/16 改作)