ナポレオン・ボナパルト
Napoléon Bonaparte
(1769-1821)
フランスの軍人・政治家
フランス帝国(第一帝政)皇帝
コルシカ島出身。士官学校を出て砲兵将校として革命に加わり、のちイタリア派遣軍司令官として名声を高め、エジプトへ遠征。1799年の対仏大同盟を機に帰国、ブリュメールのクーデターで総裁政府を倒し、統領政府を立て軍事独裁体制を築く。1804年に皇帝に即位し、ヨーロッパの大半を支配した。しかし大陸封鎖やロシア遠征の失敗で一連の解放戦争に敗れ、1814年に退位。翌年に復位するがワーテルローの戦いで完敗、セントヘレナ島へ流された。
関連人物
- マリア・ルイーザ(フランス皇后):ナポレオン2世の母。
- ナポレオン3世(フランス皇帝):甥。
- シエイエス(総裁):ナポレオンと結んでブリュメールのクーデターを主導。
- ネルソン(イギリス海軍提督):トラファルガー海戦で仏西連合艦隊を撃破。
- フランツ2世(神聖ローマ皇帝):アウステルリッツの三帝会戦で敗北。
- アレクサンドル1世(ロシア皇帝):アウステルリッツの三帝会戦で敗北。
- ルイ18世(フランス王):ナポレオン失脚後の王政復古で即位。
- ウェルズリー(ウェリントン公):ワーテルローでフランス軍を撃破。
- ベートーヴェン(作曲家):ナポレオンに共鳴して交響曲「英雄」の作曲を開始。
- ダヴィッド(画家):第一帝政時代の主席画家。
参考資料
- ダヴィッド:「書斎の皇帝ナポレオン」(ナショナル・ギャラリー蔵)
(2017/04/04 改作)