オットー大帝の似顔絵

オットー1世のイラスト

オットー1世

Otto I
(912-973)
ザクセン朝東フランク王国(ドイツ王国)第2代国王
帝国(神聖ローマ帝国)初代皇帝

ハインリヒ1世の長男。父の死後に王位を継ぎ、フランケンやロートリンゲンなど有力諸侯の反乱を抑えてザクセン王族の支配を拡充。国内の教会を保護しつつ、聖職者の任命権を掌握した(帝国教会政策)。955年にはバイエルンに侵入したマジャール人をレヒフェルトの戦いで撃退。またイタリアの王位継承問題に介入、遠征を行って前王の未亡人を迎え、のち教皇ヨハネス12世の要請で再征して北イタリアを制し、962年にローマで皇帝に即位した。

関連人物

  • カール大帝(フランク国王):西ローマ帝国皇帝として戴冠の先例を示した。
  • ハインリヒ1世(ザクセン公):父。初代国王としてザクセン朝を開始。
  • アーデルハイト(イタリア王妃):後妻。王位簒奪に際してオットーに救援要請。
  • ベレンガーリオ2世(イタリア王):王位簒奪を図ったが、オットーに屈服。
  • ヨハネス12世(ローマ教皇):オットーに帝冠を授けた。
  • タクショニュ(マジャール首長):レヒフェルトの戦いで敗退。
  • ブルーノ(ケルン大司教):末弟。ロートリンゲン公を兼務。
  • リウドルフ(シュヴァーベン大公):先妻の子。独立を志向して対立。
  • オットー2世(第3代ドイツ王):後妻の子。父帝の死後に帝位を継承。
  • ユーグ・カペー(フランス王):甥(妹の子)。

参考資料

  • マグデブルクの騎士像(マグデブルク文化歴史博物館蔵)
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