トマス・ペイン
Thomas Paine(1737-1809)
イギリス、アメリカの政治思想家
ノーフォーク出身。職人・船員・収税吏・教師と職を遍歴し、30代半ばで文筆活動を開始。やがてフランクリンと知り合った縁でアメリカへ渡り、編集者となる。1776年に「コモン・センス」を発行、本国の世襲君主制を批判し、独立の必要性を訴えた。帰国後のフランス革命に際しては「人間の権利」を著し、革命を擁護する。ジャコバン政権下で投獄され、釈放後も執筆を継続。晩年に再渡米するが、周囲の理解を得られず不遇のうちに死去した。