ウィリアム・アドルフ・ブグロー
William-Adolphe Bouguereau(1825-1905)
フランス・アカデミズムの画家
ラ・ロシェル出身。エコール・デ・ボザールでピコに学び、26歳でローマ賞を受賞してイタリアへ留学。新古典主義の流れを汲んで神話画・宗教画・肖像画などを手掛け、特に可憐な少女、憂いを帯びた女性、官能的な裸婦像などの耽美的な画風で国内外で高い人気を得る。後年は母校やアカデミー・ジュリアンで後進を指導した。死後、印象派以降の近代美術の台頭によって忘れ去られるが、1980年代になって再評価されるようになった。
関連人物
- ピコ(画家):師。
- アングル(画家):ブグローが影響を受けた。
- カバネル(画家):同門。ブグローと並ぶアカデミズムの代表的画家。
- モロー(画家):同門。ボザールを中退し、独自の象徴主義を先駆。
- マティス(画家):ブグローとモローの弟子。
参考リンク
- ブグローの作品(Wikimedia Commons)
(2011/06/16 改作)