ウィリアム・グラッドストン
William Gladstone(1809-1898)
イギリスの政治家
第41・43・45・47代イギリス首相
リヴァプール出身。オックスフォード大学卒業後、23歳で保守党議員となる。ピール内閣の商工相として自由貿易を推進。穀物法廃止を巡る党内分裂でピール派に属し、次第に自由主義化して自由党へ合流。自由党政権では蔵相として活躍、ラッセルを継いで後任の党首となる。1868年から4度首相を務め、選挙法改正やアイルランド自治など多くの自由主義改革を図る。敬虔な国教徒で知られ、好敵手である保守党のディズレーリの帝国主義政策を批判した。
関連人物
- ヴィクトリア(イギリス女王):グラッドストンを嫌っていた。
- ピール(第31代首相):穀物法廃止論争で総辞職となり、ピール派を結成。
- アバディーン伯爵(第34代首相):ピール派。グラッドストンが蔵相として入閣。
- パーマストン子爵(第37代首相):自由党。グラッドストンが蔵相として入閣。
- ラッセル伯爵(第38代首相):自由党。グラッドストンが蔵相として再任。
- ディズレーリ(第40代首相):保守党党首。生涯の政敵。
- ソールズベリー侯爵(第44代首相):保守党党首。
- J.チェンバレン(自治相):党内急進派。アイルランド自治に反対して離党。
- コブデン(政治家):反穀物法同盟を組織した自由貿易主義者。
- パーネル(政治家):アイルランド自治運動の指導者。