ウィリアム・ハーヴェイ
William Harvey(1578-1657)
イギリスの医学者
フォークストン出身。ケンブリッジ大学卒業後、イタリアのパドヴァ大学で医学を修める。帰国後はロンドンで開業しながら医学校講師や病院医員を務め、やがて国王ジェームズ1世の侍医に招かれた。動物の生体解剖や実験を行い、1628年出版の「動物における心臓と血液の運動に関する解剖学的研究」で血液循環説を発表。従来のガレノスの定説を覆して近代生理学の基礎を確立する。晩年は発生学を研究し、「全ての動物は卵から発生する」と主張した。