アントニオ・アレグリ・ダ・コレッジョ
Antonio Allegri da Correggio(1489-1534)
イタリア・ルネサンス期の画家
モデナ近郊出身。コレッジョは生地の名。モデナの画家ビアンキに師事したとされ、1506年にマントヴァへ赴き、マンテーニャらの作品に学ぶ。1518年頃からパルマへ拠点を移し、各地の聖堂の天井画や祭壇画を中心に制作。レオナルドやラファエロらの影響下で、柔らかい色調と微妙な明暗効果を生かした甘美で抒情的な表現を特長とする。晩年、マントヴァ公の依頼で手掛けた神話画連作「ユピテルの愛の物語」では、官能的な表現でバロック絵画を先駆した。
関連人物
- マンテーニャ(画家):初期のコレッジョが影響を受けた。
- ドッソ・ドッシ(画家):初期のコレッジョが影響を受けた。
- レオナルド(芸術家):コレッジョがスフマート技法を導入した。
- ラファエロ(画家):コレッジョが影響を受けた。
- フェデリコ2世(マントヴァ公):庇護者。
- パルミジャニーノ(画家):コレッジョから影響を受けた。
参考リンク
- コレッジョの作品と解説(サルヴァスタイル美術館)
(2011/12/28 改作)