エリック・サティ
Erik Satie
(1866-1925)
フランスの作曲家・ピアニスト
ノルマンディー地方出身。パリ音楽院を中退し、モンマルトルのカフェでピアニストとして活動。1905年からはスコラ・カントルムで対位法などを学んだ。反ロマン主義を掲げ、後の環境音楽を先駆する「家具の音楽」を志向。調性・拍子・小節線などの従来の規則に縛られない独自の自由な書法を示し、同時代の音楽家にも影響を与える。「3つのジムノペディ」「3つのグノシエンヌ」といったピアノ作品のほか、歌曲や舞台音楽も手掛けた。