クロード・ドビュッシー
Claude Achille Debussy
(1862-1918)
フランスの作曲家
サン・ジェルマン・アン・レー出身。10歳でパリ音楽院に入学し、在学中にローマ大賞を受賞。1889年のパリ万博でジャワのガムランに触れ、またバイロイトへ訪問した際にワーグナー流の音楽に限界を感じた事で新たな音楽様式を模索する。94年初演の管弦楽曲「牧神の午後への前奏曲」が出世作となり、従来の調性だけに支配されない旋法性の強い和声表現を導入。ピアノ曲や歌曲などを多く残し、その作風は俗に「印象主義音楽」と称される。
関連人物
- ギロー(作曲家):パリ音楽院の師。
- サティ(作曲家):ドビュッシーに影響を与えた。
- デュカス(作曲家):友人。追悼曲「牧神の遥かな嘆き」を作曲。
- ファリャ(作曲家):讃歌「ドビュッシーの墓のために」を作曲。
- ラヴェル(作曲家):共に「印象主義」の音楽家と呼ばれる。
- バルトーク(作曲家):ドビュッシーの影響を受けた。
- ヴェルレーヌ(詩人):「艶なる宴」の原詩作者。
- マラルメ(詩人):「半獣神(牧神)の午後」の原詩作者。
- メーテルリンク(詩人):「ペレアスとメリザンド」の原詩作者。
- ダンヌンツィオ(詩人):「聖セバスティアンの殉教」の原詩作者。
(2017/03/19 改作)