ウジェーヌ・ドラクロワ
Ferdinand Victor Eugène Delacroix
(1798-1863)
フランス・ロマン主義の画家
パリ近郊出身。当初は新古典主義の画家ゲランに学び、先輩のジェリコーからも影響を受ける。1822年以降、「キオス島の虐殺」「サルダナパールの死」などの問題作をサロンで発表し、ロマン主義の代表者と見なされる。以来、新古典主義の巨匠アングルとの対立論争を巻き起こした。32年のモロッコ旅行で現地の陽光に感銘して独自の色彩表現を探求。歴史や神話、宗教や文学などを題材にした劇的な作品を生み出し、後世に大きな影響を及ぼした。
関連人物
- タレーラン(政治家):実父という説がある。
- ゲラン(画家):初期の師。
- ルーベンス(画家):ドラクロワの色彩表現に影響を与えた。
- ティツィアーノ(画家):ドラクロワの色彩表現に影響を与えた。
- ジェリコー(画家):ロマン主義を先駆し、ドラクロワに影響を与えた。
- アングル(画家):古典主義の伝統を堅持し、ドラクロワと対立。
- ショパン(作曲家):友人。
- サンド(作家):友人。
- ルノワール(画家):ドラクロワから影響を受けた。
- マネ(画家):ドラクロワから影響を受けた。
作品提供
- ヘンタイ美術館(ダイヤモンド社)
参考リンク
- ドラクロワの作品と解説(サルヴァスタイル美術館)
(2012/07/13 改作)