ギュスターヴ・ドレ
Paul Gustave Doré(1832-1888)
フランスの挿絵画家
ストラスブール出身。早くから素描と版画の才能を示し、15歳で出版者に見出されてパリへ出て、高校に通いながら新聞に風刺画を寄稿する。1854年、ラブレー全集の挿絵で人気を高め、バルザック、ダンテ、セルバンテス、ミルトンらの名著や聖書などに多くの挿絵を提供した。またクリミア戦争やロンドンのスラム街を取材したルポ的な挿絵も手掛ける。独学にも関わらず、確かなデッサンに基づく造形感覚で、挿絵の他に油彩画や彫刻作品なども残した。
関連人物
- ラブレー(作家):「ガルガンチュワとパンタグリュエル」挿絵を提供。
- バルザック(小説家):「風流滑稽譚」挿絵を提供。
- ダンテ(詩人):「神曲」挿絵を提供。
- シェイクスピア(劇作家):「テンペスト」挿絵を提供。
- セルバンテス(小説家):「ドン・キホーテ」挿絵を提供。
- ミルトン(詩人):「失楽園」挿絵を提供。
- コールリッジ(詩人):「老水夫行」挿絵を提供。
- テニスン(詩人):「国王牧歌」挿絵を提供。
- アリオスト(詩人):「狂えるオルランド」挿絵を提供。
- ポー(小説家):「大鴉」挿絵を提供。
参考リンク
- ドレ、画家紹介と作品(無為庵乃書窓)