ロベルト・コッホ
Robert Koch(1843-1910)
ドイツの医師・細菌学者
クラウスタール出身。ゲッティンゲン大学卒業後、地方の衛生技師を経て、ベルリン大学の教授となる。炭疽菌やコレラ菌の純粋培養に成功し、細菌が動物の病原体である事を証明。のち結核菌の治療薬(現在は診断薬として活用)としてツベルクリンを創製し、1905年にノーベル生理学医学賞を受賞した。パスツールと並んで「細菌学の祖」と称される。
関連人物
- ヘンレ(解剖学者):病原性微生物の存在を示唆し、コッホに影響を与えた。
- ペッテンコーファー(衛生学者):コレラの発生原因について論争。
- ベーリング(細菌学者):弟子。血清療法を確立。
- エールリヒ(細菌学者):弟子。化学療法を確立。
- レフラー(細菌学者):弟子。ジフテリア菌の発見者。
- 北里柴三郎(細菌学者):弟子。ペスト菌の発見者。
- 森鴎外(小説家・軍医):ベルリン滞在時に師事。
(2012/06/04 改作)