セルゲイ・ラフマニノフ
Sergei Vasilievich Rachmaninov(1873-1943)
ロシアの作曲家・ピアニスト
ノヴゴロド州出身。ペテルブルク音楽院、モスクワ音楽院でピアノと作曲を学び、1901年初演の「ピアノ協奏曲第2番」で作曲家としての名声を確立。ロシア革命後にアメリカへ渡り、ピアニストとしても成功を収めた。チャイコフスキーや西欧の音楽から影響を受け、伝統的なロマン派の様式の上に独特の甘美な叙情を湛えた作風を示す。3曲の交響曲、4曲のピアノ協奏曲のほか、「パガニーニの主題による狂詩曲」「ヴォカリーズ」などで知られる。
関連人物
- アレンスキー(作曲家):モスクワ音楽院の師。
- タネーエフ(作曲家):モスクワ音楽院の師。
- チャイコフスキー(作曲家):ラフマニノフが影響を受けた。
- リムスキー=コルサコフ(作曲家):ラフマニノフが影響を受けた。
- スクリャービン(作曲家):モスクワ音楽院の同級生。
- メトネル(作曲家):友人。
- キュイ(作曲家・批評家):「交響曲第1番」の初演の失敗を酷評した。
- チェーホフ(劇作家):交流。
- ベックリン(画家):油彩画「死の島」の作者。
- マーラー(指揮者):ラフマニノフとの共演で「ピアノ協奏曲第3番」を指揮。
(2010/09/18 改作)