セザール・フランク
Cesar Franck(1822-1890)
ベルギー、フランスのオルガニスト・作曲家
リエージュ出身。リエージュ王立音楽院を卒業後、パリ音楽院でピアノとオルガン、作曲を学ぶ。音楽教師や教会オルガニストを勤めながら作曲に励むが、長らく地味な存在で、1871年にサン=サーンスらの国民音楽協会に参加し、晩年になって注目されるようになった。バッハやワーグナーといったドイツ音楽に影響を受け、論理的な形式と重厚な管弦楽による交響的作風を確立。オルガン曲のほか、交響曲やヴァイオリン・ソナタなどで知られる。