エドワード・ジェンナー
Edward Jenner(1749-1823)
イギリスの医学者
バークリー出身。開業医の下で修行し、21歳の時にロンドンへ出てハンターに師事。帰郷後は医業を営みながら当時流行していた天然痘の対策に取り組む。「牛痘に一度かかった人は天然痘にはかからない」という民間伝承をヒントに研究を重ね、1796年に牛痘接種による種痘法を確立。98年に論文を発表、この手法で用いた痘苗を「ワクチン」と命名して普及に努めた。また博物学にも関心を抱き、カッコウの生態や鳥の渡りについても研究した。
関連人物
- ハンター(医学者):師。
- バンクス(博物学者):探検航海後の標本整理にジェンナーが従事した。
- 緒方春朔(医学者):1790年に人痘接種に成功。
- 伊東玄朴(蘭方医):牛痘種痘法の普及に尽力。
- 緒方洪庵(蘭方医):牛痘種痘法の普及に尽力。
- パスツール(生化学者):ワクチンによる予防接種法を開発。
(2010/11/17 改作)