フランシスコ・デ・ゴヤ
Francisco José de Goya y Lucientes(1746-1828)
スペイン・ロマン主義の画家
サラゴサ近郊出身。サラゴサで絵画を学び、イタリア留学後に独立。のちマドリードへ出て王室用タピスリーの原画制作に従事し、後期ロココ様式の明るい画風を示す。1786年から国王カルロス3世に付き、宮廷画家として活躍するが、46歳で聴覚を失って以降は次第に暗鬱とした画風へ変遷。グロテスクな表現を開拓し、油彩以外に風刺的な版画も手掛ける。ナポレオンのスペイン侵攻に伴う動乱の中で制作を続け、晩年には別荘で連作壁画「黒い絵」を描いた。
関連人物
- カルロス3世(スペイン王):庇護者。
- カルロス4世(スペイン王):庇護者。
- フラゴナール(画家):初期のゴヤに影響を与えた。
- ベラスケス(画家):ゴヤに影響を与えた。
- ドラクロワ(画家):ゴヤの影響を受けた。
- マネ(画家):ゴヤの影響を受けた。
- ピカソ(画家):ゴヤの影響を受けた。
- グラナドス(作曲家):ゴヤに感化され、ピアノ組曲「ゴイェスカス」を作曲。
参考リンク
- ゴヤの作品と解説(サルヴァスタイル美術館)
- ゴヤ- 画家略伝と作品(無為庵乃書窓)