フリードリヒ・フォン・ハイエク
Friedrich August von Hayek(1899-1992)
オーストリアの経済学者・哲学者
ウィーン出身。ウィーン大学卒業後、オーストリア景気研究所長となる。1929年発表の貨幣的景気循環理論で名声を確立、ケインズ派や社会主義を批判して古典的自由主義に立った。ロンドン大学、シカゴ大学、フライブルク大学の教授職を歴任し、1974年にノーベル経済学賞を受賞。第二次大戦以後は経済学を中心にしながら、法哲学、政治学、心理学などへ思想体系を広げた。主な著書に「価格と生産」「資本の純粋理論」「隷従への道」など。
経済活動が政治権力の監督下に入り自由に操縦されるようになれば、国民は奴隷とほとんど変わらないような隷従のもとに置かれることだろう。たとえば、たった1人の雇用主しかいない国家においては、彼に対する反逆は餓えと緩やかな絶命しかもたらさないはずだ。
「隷従への道」
関連人物
- ヒューム(哲学者):ハイエクに影響を与えた。
- マッハ(哲学者):ハイエクに影響を与えた。
- メンガー(経済学者):ハイエクに影響を与えた。
- ウィーザー(経済学者):ハイエクに影響を与えた。
- ベーム=バヴェルク(経済学者):ハイエクに影響を与えた。
- ヴィクセル(経済学者):ハイエクに影響を与えた。
- フォン・ミーゼス(経済学者):ウィーン大学の師。
- マハループ(経済学者):オーストリア学派の学友。
- モルゲンシュテルン(経済学者):オーストリア学派の学友。
- ケインズ(経済学者):論敵。
作品提供
(2016/10/20 改作)