細川護熙
ほそかわもりひろ(1938-)
昭和後期~平成時代の政治家・陶芸家
第79代内閣総理大臣
東京都出身。旧熊本藩細川家当主。上智大学法学部卒業後、朝日新聞記者を経て1971年の参院選で初当選し、自民党に所属する。熊本県知事を務めた後、日本新党を結成して参議院に復帰。93年の衆院選で鞍替え当選して非自民8党派による連立内閣を組織、「55年体制」が崩壊した。翌年に政治改革四法を成立させるが、国民福祉税構想の頓挫や自身の金銭問題などで国会が空転し、9ヶ月で退陣。民主党へ合流後に政界を引退し、芸術活動に転じた。
関連人物
- 細川護貞(細川家当主):父。第2次近衛内閣で首相秘書官を務めた。
- 近衛文麿(第39代首相):外祖父。
- 宮沢喜一(第78代首相):政治改革に頓挫し、新党ブームの中で退陣。
- 羽田孜(副総理・外相):新生党党首。細川辞任後に後継の首班となる。
- 小沢一郎(新生党代表幹事):細川を首班に擁立して閣外で政権を運営。
- 武村正義(官房長官):新党さきがけ代表。後に政権運営を巡って小沢と対立。
- 鳩山由紀夫(官房副長官):新党さきがけ所属。
- 河野洋平(自民党総裁):細川との党首会談で政治改革法案に修正合意。
- 小泉純一郎(第89代首相):2014年の都知事選で細川を支援するが敗北。