テオドール・ジェリコー
Théodore Géricault(1791-1824)
フランス・ロマン主義の画家
ルーアン出身。パリへ移住後、新古典主義の画家ゲランに師事しながら、ルーヴル美術館でルーベンスやティツィアーノなどを研究。1819年のサロン出品作「メデューズ号の筏」が実際の事件を題材にした事で物議を醸し、ルーヴルが買取りを名目にした作品の隠蔽を行った。これに失望してロンドンへ一時滞在し、帰国後も制作に励むが落馬事故が原因で早世した。冷徹な観察眼による劇的で陰影の深い表現はロマン主義を先駆し、ドラクロワらに影響を与えた。
関連人物
- ヴェルネ(画家):初期の師。
- ゲラン(画家):師。
- ルーベンス(画家):ジェリコーが模写しながら研究。
- ティツィアーノ(画家):ジェリコーが模写しながら研究。
- ベラスケス(画家):ジェリコーが模写しながら研究。
- レンブラント(画家):ジェリコーが模写しながら研究。
- ミケランジェロ(芸術家):イタリア旅行で影響を受けた。
- グロ(画家):ジェリコーが影響を受けた。
- ドラクロワ(画家):ゲラン門下の後輩。
参考リンク
- ジェリコーの作品と解説(サルヴァスタイル美術館)
(2012/09/20 改作)