ジャン=ジャック・ルソー
Jean-Jacques Rousseau
(1712-1778)
フランスの思想家・音楽家
ジュネーブ出身。徒弟時代に出奔し、貴婦人の庇護を受ける。30歳でパリへ出て音楽活動をしながら百科全書派ら知識人と交流、「学問芸術論」「人間不平等起源論」などの論考で文明社会への問題を提起。百科全書派との訣別後、「新エロイーズ」「社会契約論」「エミール」などを発表するが、教会から禁書指定を受け、逃亡者として孤独な晩年を過ごした。「社会契約論」で主張した人民主権の概念は民主主義を進め、フランス革命にも影響を与えた。
関連人物
- ホッブズ(哲学者):ルソーに影響を与えた。
- ロック(哲学者):ルソーに影響を与えた。
- ヴォルテール(作家・思想家):百科全書派。
- ダランベール(数学者):百科全書派。
- ディドロ(啓蒙思想家):百科全書派。
- コンディヤック(哲学者):交流。
- ラモー(作曲家):ルソーらイタリア音楽擁護派から論難された。
- カント(哲学者):ルソーらの影響を受けた。
- ロベスピエール(政治家):ルソーの影響を受けた。
- 中江兆民(思想家):「社会契約論」を和訳して紹介。
作品提供
参考リンク
- ルソー・哲学早わかり(Philosophy Guides)
(2016/10/17 改作)