ヨシフ・スターリン
Joseph Stalin / Iosif Vissarionovich Dzhugashvili
(1878-1953)
ソ連の政治家・軍人
ソヴィエト連邦第2代最高指導者
グルジアのゴリ出身。本姓はジュガシヴィリ。若くして革命運動に参加しボルシェヴィキで活動、内戦後の1922年に共産党書記長となる。レーニン没後に一国社会主義論を唱え、トロツキーら反対派を追放して実権を掌握。重工業化・農業集団化を強行し、大粛清を進めると共に新憲法を制定。第二次大戦では反ファシズム陣営に加わり、独ソ戦に勝利。戦後はアメリカと並ぶ超大国の指導者として東欧諸国の社会主義化を推進、冷戦への下地を敷いた。
関連人物
- レーニン(初代最高指導者):同志。晩年にグルジアの処遇を巡って対立。
- トロツキー(政治局員):政敵。世界革命論を唱えて対立し、追放された。
- ジノヴィエフ(政治局員):元同志。一国社会主義に反対し、権力闘争に敗れた。
- カーメネフ(政治局員):元同志。ジノヴィエフと共に大粛清で抹殺された。
- ブハーリン(政治局員):一国社会主義論で協調したが、大粛清で抹殺された。
- モロトフ(政治局員):同志。スターリン路線を支持して内政・外交を指導。
- ヒトラー(ドイツ総統):独ソ不可侵条約を結ぶが、41年にソ連を奇襲。
- F.ルーズベルト(アメリカ大統領):ヤルタ会談でソ連の対日参戦などを協議。
- チャーチル(イギリス首相):ヤルタ会談でソ連の対日参戦などを協議。
- トルーマン(アメリカ大統領):ポツダムでドイツ管理と日本の終戦を協議。
- 毛沢東(中国国家主席):中ソ友好同盟相互援助条約を結び、連係を目指した。
- フルシチョフ(共産党第一書記):スターリン没後に体制を批判。
(2017/11/10 改作)