ピーテル・パウル・ルーベンス
Peter Paul Rubens(1577-1640)
バロック期のフランドルの画家・外交官
ジーゲン出身。故郷アントウェルペンの画家の下で修行し、21歳で独立。1600年にイタリアへ渡り、古代美術やルネサンス期の巨匠に学びながら名声を高めた。帰郷後はアルブレヒト大公の宮廷画家となり、多くの弟子を抱えながら制作。壮大で華麗な歴史画や宗教画を始め、膨大な数の作品を手掛ける一方、外交官としても活躍し、各国の王侯と友好関係を築いた。代表作に「キリスト昇架」「キリスト降架」「マリー・ド・メディシスの生涯」など。
関連人物
- アルブレヒト7世(オーストリア大公):庇護者。
- マリー・ド・メディシス(フランス王妃):ルーベンスが連作壁画を制作。
- フェリペ4世(スペイン王):イギリスへの使節に任命。
- ティツィアーノ(画家):ルーベンスが影響を受けた。
- カラヴァッジョ(画家):ルーベンスが影響を受けた。
- エルスハイマー(画家):友人。
- スナイデルス(画家):動物画・静物画を得意とし、ルーベンスに協力。
- ヴァン・ダイク(画家):高弟。
- ベラスケス(画家):ルーベンスがスペイン滞在時に交流。
- ヨルダーンス(画家):ルーベンスの影響を受けた。
作品提供
- ヘンタイ美術館(ダイヤモンド社)
参考リンク
- ルーベンスの作品と解説(サルヴァスタイル美術館)
(2016/03/12 改作)