ヴォルテール / フランソワ=マリー・アルエ
Voltaire / François-Marie Arouet
(1694-1778)
フランスの文学者・啓蒙思想家
アカデミー・フランセーズ会員、プロイセン科学アカデミー会員
パリ出身。ルイ=ル=グラン在学中から文才を発揮するが、王侯批判の詩作や決闘騒動によってバスティーユに二度投獄される。イギリスへの亡命を経た1733年に「哲学書簡」を発表して自国の後進性を風刺し、その後も文学・哲学・歴史学など広く執筆活動を展開。人間の理性と自由への信奉、専制政治やキリスト教への批判、またフリードリヒ大王との交流や「百科全書」への参加など、啓蒙思想の典型を示した。代表作に哲学小説「カンディード」など。
「最善説ってなんです?」
「ああ!それはなぁ、うまくいってないのにすべては善だと言い張る血迷った熱病さ」「カンディード」
関連人物
- シェイクスピア(劇作家):ヴォルテールが影響を受けた。
- ロック(哲学者):ヴォルテールが影響を受けた。
- ニュートン(科学者):ヴォルテールが影響を受けた。
- スウィフト(小説家):イギリス滞在時のヴォルテールと交流。
- シャトレ夫人(侯爵夫人):愛人。文学・哲学・物理学に通じた才女。
- フリードリヒ2世(プロイセン王):交流。
- ディドロ(哲学者):百科全書派。
- ダランベール(物理学者):百科全書派。
- ルソー(思想家):リスボン地震に関する詩を巡って論戦。
- ライプニッツ(哲学者):「カンディード」の中で最善説を批判された。
作品提供
(2016/10/17 改作)