アルフレッド・ノーベル
Alfred Bernhard Nobel(1833-1896)
スウェーデンの化学者・実業家
ストックホルム出身。ペテルブルクで家庭教師から化学や語学を学び、機雷や爆薬製造に携わる父の家業を助ける。帰国後に爆発物の研究を始め、1866年、珪藻土にニトログリセリンを染み込ませて安全化したダイナマイトを発明。その後も威力強化と安全化への改良を重ね、各国に生産工場が建設されると世界中の鉄道や採掘・土木工事に使われ、巨万の富を築いた。後年、王立科学アカデミーの会員に選ばれ、遺言によってノーベル賞が設立された。
関連人物
- ジーニン(化学者):家庭教師。ロシアの有機化学の発展に寄与した人物。
- ソブレロ(化学者):ニトログリセリンの合成に初めて成功した。
- レントゲン(物理学者):第1回ノーベル物理学賞。
- ファント・ホッフ(化学者):第1回ノーベル化学賞。
- ベーリング(医学者):第1回ノーベル生理学・医学賞。
- プリュドム(詩人):第1回ノーベル文学賞。
- デュナン(実業家):第1回ノーベル平和賞(共同受賞)。
- パシー(経済学者):第1回ノーベル平和賞(共同受賞)。
- 北里柴三郎(細菌学者):第1回ノーベル生理学・医学賞の最終候補者の一人。
- 湯川秀樹(理論物理学者):日本人初のノーベル賞受賞者。