ジョージ・ゴードン・バイロン
Lord Byron, George Gordon Byron(1788-1824)
イギリス・ロマン主義の詩人
ロンドン出身。大伯父から男爵位を継ぎ、ケンブリッジ大学に進んで懶惰の日々を過ごす。卒業後に地中海の各地を旅し、1812年出版の詩集「チャイルド・ハロルドの遍歴」で一躍文名を上げた。執筆のかたわら私生活で浮き名を流し、故国を去ってスイスやイタリア各地を巡遊。この間に「マンフレッド」「ドン・ジュアン」などで、社会の偽善に対する嘲罵や近代的自我意識を表現した。やがてギリシャ独立戦争に参加するが、マラリアによって客死。