ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(ドラーギ)
Giovanni Battista Pergolesi / Giovanni Battista Draghi
(1710-1736)
イタリアの作曲家
アンコーナ近郊出身。本姓はドラーギで、ペルゴレージは父祖の地ペルゴラに由来。早くから楽才を示し、ナポリ音楽院でドゥランテらに学ぶ。1732年初演のオペラ・ブッファ「恋に落ちた修道士」で成功を収める。翌年はオペラ・セリア「誇り高き囚人」が失敗したものの、その幕間劇「奥様女中」が好評を博した。ナポリ楽長として活動するが、生来病弱で、結核療養中に書き上げた宗教音楽「スターバト・マーテル」を最後に、26歳の若さで死去した。
関連人物
- ドゥランテ(作曲家):音楽院の師。
- ルソー(思想家):ブフォン論争においてペルゴレージらイタリア音楽を擁護。
- J.S.バッハ(作曲家):「スターバト・マーテル」を自身のカンタータへ編曲。
- ストラヴィンスキー(作曲家):ペルゴレージらの楽曲を「プルチネルラ」へ転用。
参考資料
- 作者不明:ペルゴレージの肖像(ナポリ音楽院歴史博物館蔵)