ジェレミー・ベンサム
Jeremy Bentham
(1748-1832)
イギリスの法学者・哲学者
ロンドン出身。オックスフォード大学で文学を修め、リンカーン法曹院を経て弁護士となる。やがて業務に飽き足らず、法改革や法典化の問題について著述活動を開始。1789年発表の主著「道徳と立法の原理序説」で、人間は快楽を追求して苦痛を回避する功利的存在であると定義。個人の幸福の総和が社会全体の幸福だと見なし、正邪の判断の基準は「最大多数の最大幸福」にある事を説いた。現在では功利主義の主唱者として知られる。
関連人物
- エピクロス(哲学者):ベンサムに影響を与えた。
- ホッブズ(哲学者):ベンサムに影響を与えた。
- ロック(哲学者):ベンサムに影響を与えた。
- モンテスキュー(哲学者):ベンサムに影響を与えた。
- ハチソン(哲学者):「最大多数の最大幸福」説でベンサムに影響を与えた。
- ヒューム(哲学者):「人生論」でベンサムに影響を与えた。
- エルヴェシウス(哲学者):ベンサムに影響を与えた。
- プリーストリー(哲学者):ベンサムに影響を与えた。
- リカード(経済学者):ベンサムの影響を受けた。
- J.ミル(歴史家・経済学者):友人で功利主義の擁護者。
- J.S.ミル(哲学者):ベンサムの理論を修正した質的快楽主義を提唱。
- シジウィック(哲学者):ベンサムの影響を受けた。
参考資料
- ピッカーズギル:ベンサムの肖像(ナショナル・ポートレート・ギャラリー蔵)
(2017/10/25 改作)