
マックス・ブルッフ
Max Christian Friedrich Bruch(1838-1920)
ドイツの作曲家
ケルン出身。ヒラーとライネッケに師事し、20歳頃から作曲を始める。のち指揮者としてドイツ国内やイギリスで活躍したほか、音楽学校の教授として後進を育成。メンデルスゾーンやシューマンの影響を受けつつ、歌うような旋律美と各国の民俗的素材を取り入れた叙情的な作風を特長とする。生前は合唱曲の大家として著名だったが、現在では「ヴァイオリン協奏曲第1番」や「コル・ニドライ」など弦楽器のための協奏的作品で親しまれている。
関連人物
- ヒラー(作曲家):作曲の師。
- ライネッケ(作曲家):ピアノの師。
- メンデルスゾーン(作曲家):ブルッフが影響を受けた。
- シューマン(作曲家):ブルッフが影響を受けた。
- ブラームス(作曲家):友人。ブルッフから「交響曲第1番」を献呈された。
- ヨアヒム(ヴァイオリニスト):友人。「ヴァイオリン協奏曲第1番」を献呈された。
- サラサーテ(ヴァイオリニスト):「スコットランド幻想曲」を献呈された。
- シラー(詩人):カンタータ「鐘の歌」の原詩作者。
- ヴォーン=ウィリアムズ(作曲家):弟子。
- 山田耕筰(作曲家):弟子。ベルリン留学時代にブルッフに師事。