クラウディオス・プトレマイオス
Claudius Ptolemaeus
(90?-168?)
古代ローマの天文学者・地理学者
生没年や経歴はほとんど不明。127年から141年にかけて、アレクサンドリアで天体観測をしていた事績が残されている。全13巻からなる主著「アルマゲスト(数学全書)」において、旧来の天文学を数学的に体系化して天動説的宇宙論を完成、その宇宙観は長らく権威とされた。また初めて緯度・経度を用いた地理学書「ゲオグラフィア」、占星術の古典「テトラビブロス」などの著述があり、数学や音楽についての考察も行ったとされる。