オーギュスト・ロダン
François-Auguste-René Rodin(1840-1917)
フランスの彫刻家
パリ出身。エコール・デ・ボザールの受験に3度失敗し、装飾職人として働く。1875年にイタリアへ渡り、ドナテッロやミケランジェロの彫刻に強い影響を受け、翌年に「青銅時代」を発表。高度な写実表現で一躍名声を高めた。80年、国立美術館の門扉のための発注を受け、「地獄の門」を題材に構想を練り、その過程で「考える人」「接吻」などの単独像を制作。他に「カレーの市民」や「バルザック記念像」といった記念碑像や肖像彫刻を手掛けた。