卑弥呼
ひみこ(?-248?)
倭国(邪馬台国)の女王
「魏志倭人伝」などの史書に記される邪馬台国の女王。2世紀後半の倭国大乱において、諸国の首長達に共立された。鬼道(呪術)に長じた巫女的な人物とされ、人前には姿を見せず、弟が執政を補佐していたという。239年に魏へ朝貢し、皇帝から「親魏倭王」の称号、金印、銅鏡を贈られた。のち卑弥弓呼の狗奴国と対立し、戦乱の最中に死去。天照大神、神功皇后、倭姫命、倭迹迹日百襲媛命などに人物比定されるが、いずれも確証はない。
関連人物
- 難升米(大夫):使者として魏に派遣された。
- 卑弥弓呼(狗奴国王):卑弥呼と不仲で戦乱を起こした。
- 壹與(台与):同族の女性。後継者とされる。