小松帯刀の似顔絵

小松帯刀,小松清廉のイラスト

肝付兼戈 / 小松清廉

きもつけかねたけ / こまつきよかど
(1835-1870)
幕末の薩摩藩士、明治時代初期の政治家
薩摩藩家老

薩摩国出身。旧姓は肝付氏。早くから学才に優れ、小松家の跡目相続をした後、国父島津久光の側近に抜擢され、大久保利通らを従えて藩政改革を主導。28歳にして家老職に就き、京にあって朝廷や幕府、諸藩との交渉役を務めた。1866年、西郷隆盛と共に木戸孝允らとの間で薩長同盟を締結、翌年の大政奉還の実現にも関わった。新政府で総裁局顧問などの要職を歴任し、大久保らと版籍奉還も画策するが、生来病弱もあり36歳の若さで没した。

関連人物

  • 島津斉彬(第11代薩摩藩主):旧主。
  • 島津茂久(第12代薩摩藩主):主君。
  • 島津久光(薩摩藩重鎮):主君。
  • 桂久武(薩摩藩家老):同輩。小松と共に藩論の統一に尽力。
  • 大久保利通(薩摩藩士):腹心。小松の下で藩政改革に奔走。
  • 西郷隆盛(薩摩藩士):配下。小松と共に薩長同盟を締結。
  • 吉井友実(薩摩藩士):配下。大久保・西郷と共に藩政を主導。
  • 木戸孝允(長州藩士):薩長同盟を締結。
  • 後藤象二郎(土佐藩参政):薩土盟約を締結するが、思惑の違いから解消。
  • 坂本龍馬(土佐浪士):薩長同盟・薩土盟約を仲介。
  • 徳川慶喜(第15代将軍):討幕阻止と勢力温存を図って大政奉還を敢行。
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