橘奈良麻呂の似顔絵

2016/11/02

橘奈良麻呂のイラスト

橘奈良麻呂

たちばなのならまろ(721?-757)
奈良時代の公卿・歌人

橘諸兄の長男。父の権勢を背景に出世を重ね、大学頭・民部大輔などを歴任、29歳で参議に抜擢される。父の失脚後に兵部卿となり、光明皇后・孝謙天皇の後ろ盾で権勢を振るう藤原仲麻呂の排除を画策。同志を募って、仲麻呂暗殺と天皇廃立のクーデター計画を進めるが、密告により発覚してしまう。逮捕後の聴取で「東大寺などの造営によって人民が苦しんでいる」と朝政を批判、拷問の末に獄死したとされる(橘奈良麻呂の乱)。

奥山の 真木の葉しのぎ 降る雪の 降りは増すとも 地に落ちめやも

奥山の真木の葉をなびかせて降る雪がいっそう降ろうとも
(橘の実が)地に落ちることなどありましょうか。

「万葉集」
巻第六・第1010番
橘姓を下賜した聖武天皇に応えた歌

関連人物

  • 橘諸兄(公卿):父。宴席で朝政批判したとの密告があり引責辞職している。
  • 光明皇后聖武天皇の皇后):藤原氏出身。甥の仲麻呂を信任。
  • 孝謙天皇(第46代天皇):仲麻呂を重用。
  • 藤原仲麻呂(公卿):政敵。奈良麻呂の計画を未然に察知し、一網打尽にした。
  • 大炊王(皇族):仲麻呂により皇太子に擁立された。後の淳仁天皇。
  • 黄文王(皇族):大炊王に代わる新帝候補の一人。逮捕後に獄死。
  • 道祖王(皇族):大炊王に代わる新帝候補の一人。逮捕後に獄死。
  • 大伴古麻呂(貴族):反乱計画の同志。逮捕後に獄死。
  • 大伴家持(歌人):宴席で交友。
  • 橘嘉智子(嵯峨天皇の皇后):孫。

(2016/10/08 改作)

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