ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
Ludwig van Beethoven
(1770-1827)
ドイツの作曲家・ピアニスト
ボン出身。ケルンの宮廷楽士の家に生まれ、故郷とウィーンでピアニストをしながら作曲を学ぶ。ハイドンやモーツァルトらの古典派音楽を吸収、論理的な形式に劇的な効果を盛り込み、楽曲の拡大化を図った。20代後半以降は難聴に苦しみながらも創作を続け、次第にロマン主義的色彩を深め、晩年には対位法や変奏技法を駆使した未曾有の境地に達する。宮廷や貴族向けの機会音楽を独立した「芸術」として表現し、後世の音楽家に絶大な影響を与えた。
関連人物
- ヴァルトシュタイン伯爵(宮中顧問官):友人。ボン時代の支援者。
- ルドルフ大公(オーストリア皇族):弟子。ウィーン時代の支援者。
- ヘンデル(作曲家):ベートーヴェンが「最も偉大」として讃えていた。
- モーツァルト(作曲家):ベートーヴェンに影響を与えた。
- クレメンティ(作曲家):ベートーヴェンのピアノ書法に影響を与えた。
- ハイドン(作曲家):師の一人。
- アルブレヒツベルガー(作曲家):ハイドン不在時の師。
- サリエリ(作曲家):師の一人。特に歌唱曲の表現技法に影響を与えた。
- フンメル(作曲家):友人でライバル。病床のベートーヴェンを見舞った。
- ツェルニー(作曲家):弟子。
- リース(作曲家):弟子。
- シラー(詩人):「交響曲第9番」の終結合唱「歓喜に寄す」の原詩作者。
- ロラン(作家):ベートーヴェンの神格化に影響を与えた。
参考資料
- シュティーラー:ベートーヴェンの肖像(ベートーヴェン・ハウス蔵)
(2017/01/16 改作)