フリードリヒ・フォン・シラー
Johann Christoph Friedrich von Schiller(1759-1805)
ドイツの詩人・劇作家・思想家
ヴュルテンベルク公国出身。軍人学校在学中にシェイクスピアやゲーテ、シュトゥルム・ウント・ドラング期の文学の影響を受け、1781年に処女作「群盗」を発表。亡命生活を経てヴァイマルへ移り、ギリシャ悲劇やカント哲学を研究しながら多くの美学論文を著す。94年以降、ゲーテと急速に親交を深め、互いに協力してドイツ古典主義文学を確立。雄渾で典雅、英雄的・理想主義的な理念を打ち出した国民的詩人として、ゲーテと並び称された。
冗談は、言った本人が笑うと台無しになる。
「フィエスコの反乱」
関連人物
- シェイクスピア(劇作家):シラーが影響を受けた。
- カント(哲学者):シラーが影響を受けた。
- ゲーテ(詩人):友人。親交を深めながら互いに影響を与えた。
- ヘルダーリン(詩人):シラーの影響を受けた。
- ジャンヌ・ダルク(百年戦争期の軍人):シラーが戯曲の題材とした。
- ヴァレンシュタイン(三十年戦争期の軍人):シラーが戯曲の題材とした。
- ベートーヴェン(作曲家):詩「歓喜の歌」を改作し、交響曲第9番に採用。
- シューベルト(作曲家):シラーの詩に付曲。
- ロッシーニ(作曲家):戯曲「ヴィルヘルム・テル」をオペラ化。
- ヴェルディ(作曲家):戯曲「ドン・カルロス」をオペラ化。
(2011/07/31 改作)