信西の似顔絵

信西のイラスト

信西 / 藤原通憲

しんぜい / ふじわらのみちのり(1106-1159)
平安後期の貴族・学者

藤原実兼の長男。一時、高階氏の養子となるが後に復姓。家格の低さゆえに栄進出来ず、少納言で出家。後白河天皇に重用され、保元の乱で勝利をもたらして権勢を得た。以後も院近臣として朝廷改革を断行するが、藤原信頼らと対立。平治の乱で信頼に与する反対派の襲撃を受けて自害した。博識で知られ、編著に「本朝世紀」「法曹類林」などがある。

ぬぎかふる 衣の色は 名のみして 心を染めぬ ことをしぞ思ふ

「月詣和歌集」

関連人物

  • 鳥羽上皇(第74代天皇):通憲の才知を惜しみ、出家を留めようとした。
  • 美福門院(鳥羽上皇の寵妃):二条天皇擁立のために信西と協議。
  • 後白河天皇(第77代天皇):信西を乳父とし、院政下で近臣として重用した。
  • 二条天皇(第78代天皇):親政を行おうとして、後白河院政に対立。
  • 藤原頼長(崇徳上皇方の公卿):学問を通じた仲だったが、保元の乱で敵対。
  • 藤原信頼(後白河院政派の公卿):政敵。反信西派を擁して平治の乱を起こした。
  • 藤原経宗(二条親政派の公卿):藤原惟方と共に反信西派を形成。
  • 平清盛(平氏の棟梁):信西政権下で厚遇され、最大の軍事貴族となった。
  • 源義朝(源氏の棟梁):保元の乱で信西に夜襲を献策。のち平治の乱で敵対する。
  • 源光保(二条親政派の武将):平治の乱で信西の追捕に当たった。

参考資料

  • 「平治物語絵巻」信西巻(静嘉堂文庫美術館蔵)