アダム・スミス
Adam Smith(1723-1790)
イギリスの経済学者・哲学者
スコットランドのカーコルディ出身。グラスゴー大学とオックスフォード大学に学び、母校グラスゴーで道徳哲学を講ずる。1759年発表の「道徳感情論」で独自の同感理論を展開し、広く名声を確立した。退職後はパリへ渡ってヴォルテールやダランベールらと交流。帰国後の1776年に「国富論(諸国民の富)」を刊行して経済理論を体系的に論述、重商主義を批判して自由放任主義の経済を説く。後年は税関委員を務めながら著作の改訂増補に当たった。