アントン・ブルックナー
Josef Anton Bruckner
(1824-1896)
オーストリアの作曲家・オルガニスト
ウィーン音楽院教授
リンツ近郊出身。幼少から音楽の才能を示し、教員をしながら教会のオルガン奏者として活動。のちゼヒターに音楽理論を学び、ワーグナーやベートーヴェン、シューベルトらの影響を受けて作曲も行う。1868年にウィーンへ出て音楽院の教授に就き、後進の指導に当たった。ワーグナー譲りの重厚かつ荘厳な音響を特長とし、特に交響曲や宗教曲・合唱曲の分野に傑作を残した。自作の改訂の多さで知られ、同じ曲名ながら異なる版が存在する。
関連人物
- ゼヒター(音楽理論家):和声法と対位法の師。
- バッハ(作曲家):ブルックナーが影響を受けた。
- ベートーヴェン(作曲家):ブルックナーが影響を受けた。
- シューベルト(作曲家):ブルックナーが影響を受けた。
- ワーグナー(作曲家):ブルックナーが強く影響を受けた。
- ブラームス(作曲家):互いの支持者が対立した。
- モットル(指揮者):弟子。ワーグナー指揮者として知られた。
- ロット(作曲家):ブルックナーから影響を受けるが早世した。
- マーラー(作曲家):ブルックナーから影響を受けた。
- ボルツマン(物理学者):少年時代にブルックナーからピアノを習った。
- ハース(音楽学者):ブルックナーの研究者・校訂者として知られる。
- ノヴァーク(音楽学者):ハースと並ぶブルックナー作品の校訂者。
(2017/10/04 改作)