ドミニク・アングル
Jean-Auguste-Dominique Ingres(1780-1867)
フランス・新古典主義の画家
モントーバン出身。トゥールーズの王立アカデミーで絵を学び、パリへ出てダヴィッドに入門。21歳でローマ賞を受賞し、滞在先のローマでルネサンス芸術や古代遺跡から影響を受けた。1824年に帰国し、台頭するドラクロワらのロマン主義に対抗して、古典主義の伝統を守る立場を取る。デッサン重視の写実性を追求する一方で様式化やデフォルメも駆使し、安定的な構図による理想美を表現。19世紀前半におけるフランス画壇最高の権威として君臨した。
関連人物
- ダヴィッド(画家):師。
- ラファエロ(画家):アングルが崇拝した。
- プッサン(画家):アングルが模範とした。
- ドラクロワ(画家):ロマン主義者と見なされ、対立の図式が生まれた。
- ジェローム(画家):アングルの影響を受けた。
- カバネル(画家):アングルの影響を受けた。
- ブグロー(画家):アングルの影響を受けた。
- ドガ(画家):アングルの影響を受けた。
- パガニーニ(ヴァイオリニスト):友人。
参考リンク
- アングルの作品と解説(サルヴァスタイル美術館)
(2012/07/13 改作)