津田梅子
つだうめこ
(1864-1929)
明治時代〜大正時代の教育者
女子英学塾(津田塾大学)創立者
江戸牛込出身。8歳で岩倉使節団に随行する開拓使派遣の女子留学生として渡米。キリスト教の洗礼を受け、語学などを学んで19歳で帰国。華族女学校の教員となり、26歳の時に再び渡米し、生物学や教育学などを修めた。帰国後も教職を続けるが、官制による良妻賢母育成のための女子教育に疑問を感じ、1900年に辞職して東京麹町に女子英学塾(後の津田塾大学)を開校。一方で英文書の出版にも携わり、女子高等教育・英語教育を先駆した。
関連人物
- 津田仙(農学者):父。西洋農学の紹介・普及に努めた。
- 黒田清隆(開拓次官):岩倉使節団に女子留学生の随行を企画。
- 岩倉具視(外務卿):使節団特命全権大使。
- 伊藤博文(政府首脳):梅子を通訳・英語教師として雇い、女学校教師に推薦。
- ヘレン・ケラー(教育家):梅子が1898年に訪問した。
- ナイチンゲール(看護教育者):梅子が1899年に訪問した。
- 大山捨松(華族・教育者):留学生仲間で友人。
- 瓜生繁子(音楽教育者):留学生仲間で友人。
- 渋沢栄一(官僚・実業家):新一万円札の肖像人物。
- 北里柴三郎(医学者):新千円札の肖像人物。