安藤信正の似顔絵

安藤信正のイラスト

安藤信正

あんどうのぶまさ(1819-1871)
幕末の譜代大名・老中
陸奥磐城平藩第5代藩主

安藤信由の嫡男。28歳で家督を継いで藩主に就任。奏者番、寺社奉行、若年寄を経て1860年に老中となる。大老井伊直弼の暗殺後、久世広周と共に幕政を主導。軍政改革を進めつつ、ヒュースケン暗殺事件、ロシア軍艦対馬占領事件などの外交処理に当たった。また皇女和宮と将軍徳川家茂の婚儀を実現させ、長井雅楽の航海遠略策による公武合体政策を推進。しかし坂下門外で尊攘派浪士に襲撃され負傷、老中職を罷免され隠居・謹慎処分となった。

関連人物

  • 井伊直弼(大老):信正の老中就任直後、桜田門外の変で暗殺された。
  • 久世広周(老中):信正と共に公武合体政策を推進。
  • 長井雅楽(長州藩士):公武・開国論に基づく「航海遠略策」を建言。
  • 徳川家茂(第14代将軍):主君。公武合体政策の一環で和宮を迎えた。
  • 和宮(孝明天皇の妹宮):公武合体政策の一環で降嫁した。
  • ヒュースケン(駐日米国公使通訳):ハリスの随員。尊攘派浪士に襲撃されて死亡。
  • オールコック(駐日英国公使):坂下門外の変で負傷した信正と会談。

参考資料

  • 安藤信正像(龍が城美術館蔵)
タイトルとURLをコピーしました