原敬の似顔絵

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原敬

はらたかし
(1856-1921)
明治時代~大正時代の外交官・政治家
第19代内閣総理大臣

南部藩出身。司法省法学校中退後、郵便報知新聞記者を経て外務省へ入省。農商務省へ移って陸奥宗光らに認められ、退官後に大阪毎日新聞社長となる。立憲政友会に参画後、逓相・内相を務めて総裁に就任。1918年に「本格的な政党内閣」を組織し、産業振興や教育拡充といった積極政策を進め、対英米協調外交を図る。選挙法の改正で選挙権を広げる一方、普通選挙には否定的で、その強力な政権運営には反感も集め、移動中の東京駅で暗殺された。

関連人物

  • 陸奥宗光(伊藤内閣外相):原を引き立てた。
  • 伊藤博文(第10代首相):政友会総裁。原が逓相として初入閣。
  • 松田正久(政友会党員):原と共に政友会の党務を補佐。
  • 桂太郎(第11代首相):長州閥。原と交渉して政友会との政権授受を交わす。
  • 西園寺公望(第12・14代首相):政友会総裁。原が内相として入閣。
  • 山本権兵衛(第16代首相):原が内相として入閣。
  • 大正天皇(第123代天皇):病により裕仁皇太子の摂政就任が懸案となった。
  • 山県有朋(元老):組閣当初の原に批判的だったが次第にその手腕を評価。
  • 内田康哉(外相):原の暗殺を受けて首相臨時代理を務めた。
  • 床次竹二郎(内相):原に見出されて政友会に参加。
  • 高橋是清(蔵相):原の暗殺後、政友会総裁と首相を引き継いだ。
  • 加藤友三郎(海相):原の暗殺後、ワシントン会議に首席全権として出席。

(2017/12/29 改作)

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