梶井基次郎の似顔絵

梶井基次郎のイラスト

梶井基次郎

かじいもとじろう(1901-1932)
大正時代~昭和初期の小説家

大阪市出身。東京帝国大学英文科除籍。1925年に外村繁らと同人誌「青空」を創刊、「檸檬」「城のある町にて」を発表する。翌年末、持病の結核療養のために伊豆湯ヶ島へ転居し、「蒼穹」「冬の日」「冬の蝿」といった自己と外界への認識の深まりを示す作品を執筆。帰阪後も療養しながら「桜の樹の下には」「のんきな患者」などを発表するが、31歳の若さで死去。自らの病身を冷静に見つめた、鋭敏で繊細な詩的散文で没後に評価を高めた。

突然私は悟った。雲が湧き立っては消えてゆく空のなかにあったものは、見えない山のようなものでもなく、不思議な岬のようなものでもなく、なんという虚無!白日の闇が満ち充ちているのだということを。

「蒼穹」

関連人物

  • 中谷孝雄(小説家):学友。「青空」同人。
  • 外村繁(小説家):学友。「青空」同人。
  • 三好達治(詩人):「青空」同人。
  • 夏目漱石(小説家):梶井が影響を受けた。
  • 志賀直哉(小説家):梶井が影響を受けた。
  • ボードレール(詩人):梶井が影響を受けた。
  • 川端康成(小説家):療養先で交流。
  • 宇野千代(小説家):療養先で交流。
  • 三島由紀夫(小説家):梶井の詩的作風を賞賛した。

(2011/11/06 改作)