藤原時平の似顔絵

藤原時平のイラスト

藤原時平

ふじわらのときひら(871-909)
平安前期の公卿

藤原基経の長男。光孝天皇の加冠を受けて元服し、21歳で参議となる。以後も父祖の勢威を背景に栄進し、899年に左大臣に就任。しかし宇多法皇に重用される右大臣菅原道真と政権運営を巡って対立し、同志を糾合して排斥を画策。901年、醍醐天皇に讒言して道真を大宰権帥へ左遷させた(昌泰の変)。荘園整理令を発して律令制の再編を図り、「日本三代実録」や「延喜式」の編纂にも当たるが、39歳の若さで病死。その早世は道真の祟りと噂された。

関連人物

  • 光孝天皇(第58代天皇):時平元服の際に自ら加冠役を果たした。
  • 宇多法皇(第59代天皇):道真を重用し、時平の権勢を抑えた。
  • 醍醐天皇(第60代天皇):時平の讒言を容れ、道真を大宰府へ左遷した。
  • 藤原基経(公卿):父。太政大臣として絶大な権勢を有した。
  • 藤原国経(公卿):伯父。若妻を時平に奪われた話が「今昔物語集」に残る。
  • 藤原忠平(公卿):弟。時平の遺業を引き継いで「延喜格式」を完成。
  • 菅原道真(公卿・学者):政敵。阿衡事件以来、宇多の信任を得ていた。
  • 源光(公卿):道真排斥の協力者。のち狩猟中に事故死した。
  • 藤原菅根(官人・学者):道真排斥の協力者。
  • 伊勢(女官・歌人):一時交際。

(2011/10/21 改作)