島津斉彬の似顔絵

島津斉彬,島津修理のイラスト

島津斉彬

しまづなりあきら
(1809-1858)
江戸時代後期~幕末の外様大名
薩摩藩第11代藩主

島津斉興の嫡男。曽祖父重豪の影響を受け早くから洋学に傾倒し、多くの蘭学者に学ぶ。異母弟久光を推す一派との御家騒動(お由羅騒動)を制し、43歳で藩主に就任。鹿児島城下に反射炉・溶鉱炉を建設して銃砲を製作、洋式工場「集成館」を設営して殖産興業を進める。また養女篤姫を将軍徳川家定の正室に送り、開国論者として幕府にも積極的に具申した。将軍継嗣問題では一橋慶喜を擁立するが、大老井伊直弼に敗れ、ほどなく病で急死した。

関連人物

  • 島津重豪(第8代薩摩藩主):曾祖父。蘭癖で知られ、幼い斉彬に影響を与えた。
  • 島津斉興(第10代薩摩藩主):父。庶子久光を溺愛し、御家騒動が起こった。
  • 島津久光(薩摩藩重鎮):異母弟。斉彬没後、実子茂久を後見して実権を掌握。
  • 調所広郷(薩摩藩家老):藩の財政改革に成功するが御家騒動に巻き込まれた。
  • 篤姫(島津家一門):従妹で養女。のち将軍徳川家定の正室となった。
  • 阿部正弘(老中):斉彬ら諸大名の意見を募って外交・国防問題に対処。
  • 井伊直弼(大老):将軍継嗣問題で徳川慶福を推し、斉彬らの一橋派と対立。
  • 徳川斉昭(第9代水戸藩主):交流。尊皇攘夷論者として開国には強硬に反対。
  • 松平慶永(第16代福井藩主):交流。斉彬と共に四賢侯と称される。
  • 伊達宗城(第8代宇和島藩主):交流。斉彬と共に四賢侯と称される。
  • 山内豊信(第15代土佐藩主):交流。斉彬と共に四賢侯と称される。
  • 西郷吉之助(薩摩藩士):斉彬に近侍し、強い影響を受けた。

(2018/01/14 改作)

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