足利尊氏の似顔絵

2017/06/12

足利尊氏のイラスト

足利尊氏 / 足利高氏

あしかがたかうじ
(1305-1358)
鎌倉時代末期~南北朝時代の武将
足利幕府(室町幕府)初代征夷大将軍

足利貞氏の次男。有力御家人ながら鎌倉の腐敗政治に反発、後醍醐天皇の挙兵を征討する途上で反旗を翻し、六波羅探題を滅ぼした。やがて建武の新政が行き詰まると、中先代の乱の鎮圧に乗じて政権から離脱。西国や畿内での合戦を制して上洛し、光明天皇を擁立(北朝)、征夷大将軍として新たな武家政権を創設する。しかし実弟直義と執事高師直の対立から内紛(観応の擾乱)が起き、南朝方の抵抗にも悩まされ、幕府の安定化は後代に持ち越された。

この世は夢のように儚うございます。尊氏に道心をお与え下さり、後生をお助けいただきとうございます。すぐにでも遁世致しとうございますれば、道心をお与え下さりとうございます。今生の果報は直義にお与え下さり、安穏にお守りいただきとうございます。

建武3年(1336)8月17日
清水寺奉納願文(意訳)

関連人物

  • 北条高時(鎌倉幕府第14代執権):烏帽子親。偏諱「高」を与えた。
  • 後醍醐天皇(第96代天皇):六波羅攻略の功により偏諱「尊」を与えた。
  • 光明天皇(北朝第2代天皇):光厳上皇の弟。幕府創設に先立って擁立された。
  • 足利直義(足利幕府副将軍):実弟。良き補佐役だったが派閥争いへ発展した。
  • 高師直(足利幕府執事):側近。足利家の家政と軍事を統括して権勢を振るった。
  • 足利義詮(第2代将軍):嫡男。直義の引退後、鎌倉から召還され幕政に参画。
  • 足利基氏(初代鎌倉公方):次男。義詮の幕政参画に伴い、鎌倉へ下向。
  • 足利直冬(直義方の武将):庶子。西国・九州で反尊氏勢力を率いて転戦。
  • 護良親王(後醍醐の皇子):政敵。建武政権内の尊氏の動向をいち早く警戒。
  • 楠木正成(南朝方の武将):敵ながら互いの器量に一目置いていたとされる。
  • 新田義貞(南朝方の武将):足利家の従属下にあったが、建武政権内で敵対。
  • 夢窓疎石(臨済宗の僧):尊氏・直義兄弟が深く帰依した。

参考資料

  • 足利尊氏木像(等持院蔵)
  • 足利尊氏坐像(豊後安国寺蔵)

参考リンク

(2017/01/28 改作)

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